VTS23-005
CISA による XStream の脆弱性に関する通知
リビジョン履歴
- 1.0: 2023 年 3 月 30 日 - 初回公開
- 1.1: 2023 年 4 月 4 日 - 推奨アップグレードについて詳細説明を追加
ベリタスは、2023 年 3 月 10 日に米国サイバーセキュリティインフラセキュリティ庁 (CISA) の既知の悪用された脆弱性 (KEV) カタログに追加された、XStream における重大な脆弱性 (CVE-2021-39144) を認識しています。NetBackup、NetBackup アプライアンス、NetBackup Access アプライアンス、および NetBackup Flex Scale に XStream コンポーネントが含まれていることを確認しています。NetBackup Flex アプライアンスには XStream コンポーネントは含まれていません。影響と対処方法については、以下を参照してください。
NetBackup
- この問題の影響を受ける NetBackup のバージョンはありません。
- 10.0 よりも前のバージョンには脆弱なバージョンの XStream が含まれていますが、悪用される恐れはありません。
- 脆弱性スキャナの警告を緩和するには、バージョン 10.0 またはそれ以降にアップグレードしてください。
- バージョン 10.0 およびそれ以降には脆弱なバージョンの XStream は含まれていません。
- 処理は不要です。
NetBackup アプライアンス
- この問題の影響を受ける NetBackup アプライアンスのバージョンはありません。
- バージョン 3.3.0.2 にのみ脆弱なバージョンの XStream が含まれていますが、悪用される恐れはありません。
- 脆弱性スキャナの警告を緩和するには、バージョン 4.x または 5.x にアップグレードしてください。
NetBackup Access アプライアンス
- この問題の影響を受ける NetBackup Access アプライアンスのバージョンはありません。
- バージョン 7.4.2.400 にのみ脆弱なバージョンの XStream が含まれていますが、悪用される恐れはありません。
- 脆弱性スキャナの警告を緩和するには、バージョン 7.4.3 または 8.x にアップグレードしてください。
NetBackup Flex Scale
- この問題の影響を受ける NetBackup Flex Scale のバージョンはありません。
- バージョン 2.1 には脆弱なバージョンの XStream が含まれていますが、悪用される恐れはありません。
- 脆弱性スキャナの警告を緩和するには、バージョン 3.0 にアップグレードしてください。
免責
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