VTS23-002
NetBackup IT Analytics における署名されていないファイルの脆弱性
リビジョン履歴
- 1.0: 2023 年 3 月 20 日: 初回バージョン
- 1.1: 2023 年 3 月 30 日: CVE ID を追加
概要
Veritas NetBackup IT Analytics のアプリケーションアップグレードプロセスに署名されていないファイルが含まれていたため、それを悪用され、ユーザーが非正規のコンポーネントをインストールしてしまう恐れがあります。
問題
- CVE ID: CVE-2023-28818
- 重大度: 中
- CVSS v3.1 基本スコア 5.3 (AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:L/A:N)
悪質な攻撃者が NetBackup IT Analytics ポータルサーバーに不正な Collector 実行可能ファイル (aptare.jar、upgrademanager.zip) をインストールすることで、それらがコレクタ上にダウンロードされインストールされてしまう恐れがあります。(CWE-347: 暗号化署名の不適切な検証)
前提条件
悪質な攻撃者が非正規のコンポーネントをインストールするためには、NetBackup IT Analytics ポータルサーバーへの管理者/root ロールのアクセス権が必要です。
影響を受けるバージョン
Veritas NetBackup IT Analytics バージョン 11.1 および 11.0。それ以前のすでにサポート対象外の APTARE IT Analytics のバージョンも影響を受ける可能性があります。
修復策
現在メンテナンス契約をお持ちのお客様は、NetBackup IT Analytics バージョン 11.2.0 に更新してください。
利用可能な更新については、ベリタスダウンロードセンター https://www.veritas.com/support/ja_JP/downloads を参照してください。
お問い合わせ
この脆弱性に関してご質問や問題がありましたら、ベリタステクニカルサポート (https://www.veritas.com/support/ja_JP) にお問い合わせください。
免責
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