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Veritas NetBackup™ for Microsoft SQL Server 管理者ガイド
Last Published:
2018-12-07
Product(s):
NetBackup (8.1.2)
- NetBackup for SQL Server の概要
- NetBackup for SQL Server のインストール
- SQL Server インテリジェントポリシーのためのインスタンス管理
- SQL Server インテリジェントポリシーを使用した SQL Server のバックアップの設定
- NetBackup for SQL Server の構成
- SQL Server のリストアの実行
- 代替ホストへの SQL Server データベースのリダイレクト
- 複数ストリームの SQL Server バックアップのリストア
- VMware バックアップを使用した SQL Server データの保護
- VMware バックアップを使用した SQL Server データの保護について
- Snapshot Client を併用した NetBackup for SQL Server の使用
- 高可用性 (HA) 環境での SQL Server の保護
- SQL Server 可用性グループを保護するための NetBackup の使用について
- NetBackup for SQL Server のデータベースミラーリング機能について
- バックアップおよびリカバリの概念
- SQL Server のバックアップおよびリカバリの概念について
- SQL Server のリカバリでの考慮事項について
- 複数の NIC を備えている場合の NetBackup for SQL Server の使用
- クライアントとバッチファイルを使用した SQL Server レガシーポリシーでのバックアップの設定
- NetBackup for SQL Server でのバッチファイルの使用について
- スケジュールプロパティについて
- 読み取り専用ファイルグループのバックアップ
- dbbackex によるユーザー主導操作の実行
- bplist を使用した SQL Server バックアップのリストの取得
- SAP 環境の SQL Server のバックアップとリストア (レガシー SQL Server ポリシー)
- トラブルシューティング
- SQL Server のトラブルシューティング用のデバッグログについて
- SQL Server のディザスタリカバリ
- 付録 A. バッチファイルの例
- 付録 B. 多重化されたバックアップ
- 付録 C. 承認を受けた場所の登録
大規模な SQL Server データベースのリストアにおけるタイムアウトエラーの最小化について
大規模な SQL Server のリストアでは、データが NetBackup メディアから読み込まれる前に[クライアントの読み込みタイムアウト (Client read timeout)]というエラーが発生する場合があります。このエラーは、リストア操作が開始される前に SQL Server でデータベースファイルの事前書き込みが必要な場合があるために発生します。この処理に必要な時間は、データベースファイルのサイズと、ホストマシンによるディスクへの書き込み速度によって決定されます。たとえば、システムで毎秒 60 MB の速度でディスクへの書き込みが可能であり、データベースのサイズが 2.4 TB である場合を考えます。実際にリストアが開始可能になるまでに、SQL Server によるディスクの準備に 12 時間以上かかります。実際の遅延は、計算値よりさらに 20 % から 40 % 長くなる場合があります。
タイムアウトの問題は、NetBackup の[クライアントの読み込みタイムアウト (Client read timeout)]設定の値を大きくすることによって解決できます。サーバー上の NetBackup 管理コンソールを使用して、リストアが必要なデータベースが存在する各クライアントのプロパティを変更します。デフォルトの[クライアントの読み込みタイムアウト (Client read timeout)]設定は、300 秒 (5 分) です。大規模な SQL Server データベースが含まれるクライアントがある場合、この値を大きくする必要がある場合があります。
SQL Server リストア中にファイルの初期化を排除できます。 次のトピックを参照してください。