NetBackup™ for OpenStack 管理者ガイド
- はじめに
- NetBackup for OpenStack の配備
- 要件
- NetBackup for OpenStack ネットワークに関する注意事項
- インストールの準備
- NetBackup for OpenStack 仮想マシンのスピンアップ
- NetBackup for OpenStack コンポーネントのインストール
- RHOSP へのインストール
- Ansible OpenStack Ussuri へのインストール
- ローカルレジストリへの NetBackup for OpenStack イメージのプッシュ
- NetBackup for OpenStack の構成
- インストール後の健全性チェック
- NetBackup for OpenStack のアンインストール
- RHOSP からのアンインストール
- Ansible OpenStack からのアンインストール
- Kolla Openstack からのアンインストール
- RHOSP からのアンインストール
- nbosjm CLI クライアントのインストール
- NetBackup OpenStack Appliance の構成
- NetBackup プライマリサーバーの構成
- NetBackup for OpenStack の保護
- OpenStack のスナップショット、バックアップ、およびリストアの実行
- リストアについて
- CLI に必要な restore.json ファイル
- スケジュールについて
- バックアップ管理タスクの実行
- トラブルシューティング
- 一般的なトラブルシューティングのヒント
- NetBackup for OpenStack の健全性チェック
- 重要なログファイル
NetBackup for OpenStack ノードの nova ユーザー ID の変更
NetBackup for OpenStack VM は、デフォルトで nova ユーザー ID とグループ ID 162:162 を使用します。Ansible OpenStack は、nova-compute コンテナでは常に nova ユーザー ID 162 とは限りません。NetBackup for OpenStack VM ノードの nova ユーザー ID は nova-compute コンテナと同じである必要があります。nova ID が 162:162 でない場合は、すべての NetBackup for OpenStack VM ノードで次の手順を実行します。
次の手順を実行する前に、ユーザー ID とグループ ID が NetBackup for OpenStack 仮想マシンの他のどのサービスによっても使用されていないことを確認します。たとえば、計算ノードの nova ID が 997 の場合は、NetBackup for OpenStack 仮想マシンの他のサービスでユーザー ID が使用されていないことを確認します。rabbitmq
に 997 のユーザー ID が割り当てられ、NetBackup for OpenStack 仮想マシンの SSH
サービスに 997 のグループ ID が割り当てられている場合は、この ID を解放する必要があります。
#cat /etc/passwd | grep 997 #pid 997 #ps -ef | grep 997 #usermod -u 900 rabbitmq #cat /etc/group | grep 997 #groupmod -g 901 ssh_keys #reboot
ディレクトリ
/home/stack
に移動します。nova_userid.sh
ファイルに実行可能権限を割り当てます。#chmod +x nova_userid.sh
正しい nova ID を使用するようにスクリプトを編集します。
スクリプトを実行します。
#./nova_userid.sh
nova ユーザーとグループ ID が目的の値に変更されていることを確認します。
#id nova