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Veritas NetBackup™ CloudPoint インストールおよびアップグレードガイド

Last Published: 2021-07-28

Product(s): NetBackup (9.1)

パッチまたは Hotfix を使用した CloudPoint のアップグレード

パッチまたは Hotfix を使用しても現在の CloudPoint サーバーをアップグレードできます。通常のアップグレードに適用される考慮事項および手順はすべて、パッチまたは Hotfix を使用するアップグレードにも適用されます。ただし、新しい CloudPoint イメージをダウンロードする代わりにパッチまたは Hotfix バイナリをダウンロードします。

パッチまたは Hotfix の EEB (Emergency Engineering Binary) を入手については、ベリタステクニカルサポート (https://www.veritas.com/support/en_US/contact-us) にお問い合わせください。

以下に、例を含めた簡単な手順を示します。アップグレード手順について詳しくは、

CloudPoint のアップグレードを参照してください。

現在インストールされているバージョンが CloudPoint 9.1.0.0.9344 で、Podman 環境の RHEL 8.3 システムで CloudPoint パッチバージョン 9.1.0.0.9349 にアップグレードする場合を考えます。Docker 環境には、適切な Docker コマンドを使用して同じ手順が適用されます。

パッチまたは Hotfix を使用して CloudPoint をアップグレードするには

ベリタステクニカルサポートから入手できる CloudPoint EEB をダウンロードします。
例: Veritas_CloudPoint_9.1.0.0.9349.img.gz
バイナリを解凍して tar を解凍し、内容を一覧表示します。
# gunzip VRTScloudpoint-podman-9.1.0.0.9349.tar.gz
# tar -xvf VRTScloudpoint-podman-9.1.0.0.9349.tar
次のコマンドを実行して、CloudPoint ホストのインストールを準備します。
# ./flexsnap_preinstall.sh

保護ポリシーのスナップショットまたは他の操作が進行中でないことを確認してから、次のコマンドを実行して CloudPoint を停止します。

        # podman run -it --rm --privileged 
-v /cloudpoint:/cloudpoint 
-v /run/podman/podman.sock:/run/podman/podman.sock 
veritas/flexsnap-cloudpoint:<current_version> stop

次のコマンドを実行して、CloudPoint をアップグレードします。
```
        # podman run -it --rm --privileged 
-v /cloudpoint:/cloudpoint 
-v /run/podman/podman.sock:/run/podman/podman.sock 
veritas/flexsnap-cloudpoint:<EEB_version>install
      
```
無人インストールの場合は、次のコマンドを使用します。
```
        # podman run -it --rm --privileged 
-v /cloudpoint:/cloudpoint 
-v /run/podman/podman.sock:/run/podman/podman.sock 
veritas/flexsnap-cloudpoint:<EEB_version>install -y
      
```
ここで、EEB_version はアップグレード後の CloudPoint パッチまたは Hotfix のバージョン (たとえば 9.1.0.0.9349) を表します。
-y オプションを指定すると、以降のすべてのインストールプロンプトに対して承認が渡され、インストーラを非対話モードで進められます。
メモ:
改行なしでコマンドを入力していることを確認します。
インストーラは最初に個々のサービスイメージをロードし、次にそれらをそれぞれのコンテナで起動します。
(省略可能) 次のコマンドを実行して、以前のバージョンのイメージを削除します。
# podman rmi -f <imagename>:<oldimage_tagid>
新しい CloudPoint バージョンが正常にインストールされたことを確認するには:
CloudPoint が正常にインストールされたことの確認を参照してください。
これで、パッチまたは Hotfix を使用した CloudPoint のアップグレードプロセスが完了しました。CloudPoint 構成の設定と、データがそのまま維持されていることを確認します。
CloudPoint が NetBackup プライマリサーバーに登録されていない場合は、すぐに登録する必要があります。
手順については、『NetBackup Web UI クラウド管理者ガイド』を参照してください。