Desktop and Laptop Option で SQL インスタンスを手動でインストールする方法

問題

Desktop and Laptop Option (DLO) をインストールする際、DLO で使用する SQL Server Express Edition が DLO インストール時に一緒に自動的でインストールされます。

何らかの理由で、SQL Server を手動でインストールした後、DLO  本体をインストールする必要がある場合は、以下の手順を実施します。

回避策

ここでは、DLO 9.8 の画面を使用しています。他のバージョンでも同様の手順でインストールが可能です。

1. DLO インストールメディア (ZIPファイル) をダウンロード後、圧縮ファイルを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。

2. 「プロパティ」画面上の右下に「ブロック解除」のボタンがある場合、「ブロック解除」してから解凍します。

3. X:\Veritas_Desktop_and_Laptop_Option_9.8_98054a_64-bit\SqlExpress 内にある SQLEXPR.exe をダブルクリックします。

 [New SQL Server stand-alone installation or add features to an existing installation] を選択します。(図1)

(図1)

4. [I accept the license terms.] にチェックを入れて、[Next] ボタンを押します。(図2)

(図2)

5. [Database Engine Services] のみチェックを入れて、[Next] ボタンを押します。(図3) 

※ チェックボックスがグレーアウトしてチェックを外せないコンポーネントがある場合は、チェックを付けたままで問題ありません。

(図3)

6. [Named instance:] に DLO98 と入力し、Instance ID: にも同じ名称が表示されていることを確認して、[Next] ボタンを押します。(図4) 

(図4) 

7. [SQL Server Database Engine] の [Account Name] に ドメイン管理者権限を有するアカウントを入力し、[Password] を入力して、[Next] ボタンを押します。(図5) 

(図5) 

8. [Specify SQL Server administrators] では、ドメイン管理者権限を有するアカウントが表示されます。

表示しない場合は、[Add...] ボタンを押して、ドメイン管理者権限を有するアカウント を追加します。(図6)

[Next] ボタンを押します。

(図6)

8. Status がすべて Succeeded であることを確認してから、[Close] ボタンを押します。(図7)

(図7)

9. SQL Server 2017 Configuration Manage を開きます。(図8)

(図8)

10. SQL server network configuration を展開し、[Protocols for DLO98] をクリックします。

[TCP/IP] 及び[Named Pipes]を右クリックし、[プロパティ]をクリックします

[Status] を[Enabled] に変更します。(図9)

(図9)

(図10)

11. SQL server Services をクリックして、[SQL server (DLO98)] を右クリックし、[Restart] をクリックします。(図11)

(図11)

12. 次は Desktop and Laptop Option (DLO) のインストール手順 になります。

注意：上記の DLO のインストール手順の８番-[SQLインスタンスの選択] にて、以下のように設定してください。

• [既存のローカル SQL サーバー インスタンス]を選択して、DLO98 を選択します。(図12)