V-287-40960-39685 - 重複排除フォルダの作成または再作成が失敗し、「重複排除用ストレージフォルダの作成時にエラーが発生しました」というメッセージが表示される

記事: 100036705
最終公開日: 2018-05-01
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製品: Backup Exec

問題

重複排除フォルダの作成または再作成が失敗し、BE 2010 で「重複排除用ストレージフォルダの作成時にエラーが発生しました」、または BE 2012 で「重複排除ディスクストレージを作成できません」というメッセージが表示される

 

エラーメッセージ

V-287-40960-39685 - Backup Exec ユーザーインターフェイスにおいて、
重複排除ストレージフォルダの作成中にエラーが発生したことを知らせるエラーメッセージが表示される。

解決方法

  1. 重複排除フォルダの作成または再作成を試みる前に、タスクマネージャーで PostgreSpooldSpad プロセスのインスタンスが実行中でないことを確認します。デフォルトでは、重複排除フォルダが構成されていなければ、重複排除サービスは開始せず、手動に設定されます。
  2. Backup Exec サービスアカウント(BESA)をメディアサーバー(Backup Exec Server)のローカル管理者グループに追加します。重複排除フォルダを作成する場合、システムおよび BESA がフォルダに対して完全なコントロールおよびアクセス権限を有していることを確認します。重複排除フォルダがすでに存在しており、再作成する場合、システムおよび BESA が重複排除ストレージのある各サブフォルダに対して完全な権限を有していることを確認します。権限が適切に継承されているかについて、再帰的に確認します。
  3. ユーザーアクセス制御(UAC)が無効化されていることを確認します。
  4. 重複排除フォルダの構成場所が、かってそれが置かれていた場所と同じであり、ファイルが今も存在する場合、この重複排除フォルダの再作成に使用するユーザアカウントとパスワードが、このフォルダを初めて作成したときに使用したものと一致するようにします。重複排除においてパスワードが変更されている場合、最新のパスワードを使用するようにします。
  5. Backup Exec サービスアカウント(BESA)権限、グループ権限、ユーザー権限が正しく適用されていることを確認します。
  6. 重複排除フォルダの作成時に使用されたアカウントに対するパスワードが必要です。
  7.   重複排除フォルダの作成時に使用されたパスワードまたはユーザー名に、無効な文字が含まれている可能性があります。詳しくは、Veritas.com/docs/tech125206の記事を参照してください。
  8. Program Files\Symantec\ や Backup Exec がインストールされたフォルダにある「Backup」という名のファイルが、postgresql サービス起動に対する問題、および重複排除フォルダの作成または再作成中のエラーの原因となっている可能性があります。前述のパスに問題のファイルが存在する場合、削除するか名前を変更してください。
  9. この問題は、postgresql-8.3 サービスが、purediskdbuser アカウントを使用するよう設定されたままになっている場合に発生する可能性があります。詳しくは、Veritas.com/docs/tech136908の記事を参照してください。
  10. サーバーが英語以外の言語に設定されている場合に起こりがちですが、サーバー名に ASCII ではない文字が含まれている場合、サーバーに重複排除ストレージフォルダを置く前に、サーバー名が ASCII 文字のみで構成されるよう名前を変更する必要があります。ASCII 以外の文字の例としては、セディーユ付きの「c」、アクセント記号付き母音などが挙げられます。このシステム上で重複排除フォルダの作成をすでに試みたことがある場合、サーバーの名前を変更した後であってもその重複排除フォルダを再利用することはできません。まずは不完全に作成された重複排除フォルダを削除してから、同じディレクトリの使用を試みてください。有効なインターネットホスト名(A-Z、a-z、0-1、ダッシュ、ピリオド)について詳しくは、https://tools.ietf.org/html/rfc1034#section-3.5 を参照してください。
  11. これは、BE 2010 から BE 2010 R2 にアップグレードした直後に発生する場合があります。詳しくは、Veritas.com/docs/tech138172 の記事を参照してください。
  12. この問題はまた、以前にサーバーをあるドメインから他のドメインに移動したことによる副作用である場合もあります。この場合、%temp% ディレクトリの権限を変更する必要があります。これは、重複排除フォルダまたはデバイスを作成している人物またはアカウントの TMP 環境変数の値となります。 

これらの手順の後、重複排除フォルダの作成を試みてください。

詳しくは、「BESA Rights(BESA 権限)」記事の「Related Articles(関連記事)」セクションを参照してください。

 

 

参照

UMI : V-287-40960-39695 UMI : V-287-40960-39685

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