リモートの Linux (Redhat) システムの Network Data Management Protocol (NDMP) ポートの状態を Backup Exec for Windows Servers から判別する方法。

記事: 100036400
最終公開日: 2017-07-13
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製品: Backup Exec

問題

リモートの Linux (Redhat) システムの Network Data Management Protocol (NDMP) ポートの状態を Backup Exec 11.x for Windows Servers 以上から判別する方法。

解決方法

Remote Agent for Linux or UNIX Servers (RALUS) の導入により、Backup Exec では UNIX\Linux のバックアップとリストアの操作に NDMP ポートを使用するようになりました。このポートがビジー状態であったり、別のプロセスによって使用中である場合には、このポート 10000 が実際に使用中であるかどうかを確認する必要があります。

確認するためにはリモートの Linux システムに接続し、特定のコマンドを実行する必要があります。 Linux サーバーに接続する方法は多くありますが、以下にそのいくつかを示します。

1.Telnet
2.他社製ソフトウェア
3.ローカルログイン

「ローカルログイン」を使用できない場合、Telnet がおそらく最良の接続方法です。

ポートの状態を判別するには、次の手順に従います。
1.[スタート]、[ファイル名を指定して実行]の順にクリックし、「CMD」と入力して、コマンドプロンプトを開きます。

2.コマンドプロンプトウィンドウで、「telnet」と入力して telnet セッションを起動します (図 1 を参照)。
図 1:

 

3.telnet セッションに接続したら、次のコマンドを入力します (図 2 を参照)。
open servername

図 2:

 

4.Linux システムに接続したら、Username と Password を入力してアクセスします (図 3 を参照)。

図 3:


 

5. nmap -sT -O localhost と入力します (図 4 を参照)。

図 4:


上図に示されるように、NDMP ポートの 10000 は使用中ですが、いずれのプロセスまたはサービスがこのポートを使用しているか不明であり、これを判別するためには手順 5 の別のコマンドを実行する必要があります。

6. netstat -anp | grep 10000 と入力します (図 5 を参照)。
netstat -anp | grep 10000
図 5:


上 図に示されるように、ポート 10000 が「beremote」という名前の RALUS のプロセスによって使用されています。このポートが別のプロセスによって使用されている場合、ポートを解放するか NDMP ポートを別の番号に変更して、Backup Exec が新しい利用可能なポートを使用して通信できるようにする必要があります。NDMP ポートの変更について詳しくは、関連文書のセクションを参照してください。


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