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Veritas Enterprise Vault (tm) を使用しているとき、アーカイブビットをサポートしないデバイスで IgnoreArchiveBitTrigger.txt ファイルを使用する方法
記事: 100036356
最終公開日: 2018-04-10
評価: 0 0
製品: NetBackup & Alta Data Protection
問題
Veritas Enterprise Vault (tm) を使用しているとき、アーカイブビットをサポートしないデバイスで IgnoreArchiveBitTrigger.txt ファイルを使用する方法
解決方法
アイテムをショートカットに変換するとき、
StorageFileWatch プロセスは、保存セット (
.dvs) ファイルのアーカイブビットをチェックします。ただし、一部のハードウェアプラットフォームやソフトウェアプラットフォームでは、このビットが設定されていません。以下に例を示します。
- バックアップの実行にスナップショットを使用する NetApp デバイス
- このビットを持たない Storage and Archive File System (SAM-FS)
Enterprise Vault 4.0 以降のバージョンでは、アーカイブビットを無視するための追加機能が導入されています。各アイテムをバックアップ済みとして処理するように StorageFileWatch を設定できます。この追加機能は、レジストリを使用して有効にできます。
警告 : Windows レジストリエディタを誤って使用すると、オペレーティングシステムが正しく機能しなくなる可能性があります。Windows レジストリを変更する際は十分に注意してください。レジストリエディタのアプリケーションを使用した経験がある場合にのみ、レジストリの修正を行ってください。レジストリを変更する前に、レジストリとワークステーションの完全なバックアップを行うことを推奨します。
解決方法:
1. アーカイブビットを無視する機能が有効になるように StorageFileWatch を設定するには、次の操作を行います。
a. Enterprise Vault 2007 以前のバージョンでは、次のレジストリ値を作成します。
FileWatchEnableIgnoreArchiveBit
これは、以下に作成される DWORD 値のレジストリキーです。
HKEY_LOCAL_MACHINE
\SOFTWARE
\KVS
\Enterprise Vault
\Storage
1 に設定すると、このレジストリキーは StorageFileWatch の追加機能 (以下で説明します) を有効にします。
b. Enterprise Vault 8.0 以降のバージョンでは、次の操作を行います。
Vault 管理コンソール (VAC) を開きます。
ボルトストアを展開します。
各ボルトストアグループを展開します。
適切なボルトストアパーティションを右クリックし、[プロパティ (Properties)]をクリックします。
[バックアップ (Backup)]タブを選択します。
[トリガファイルを確認 (Check for a trigger file)]を選択し、適切なスキャン間隔時間を選択します。
2. アーカイブビットを無視する StorageFileWatch の機能は、
.dvs ファイルのバックアップの実行に使用するハードウェア / ソフトウェアソリューションで作成されるトリガファイルに依存します。トリガファイルは、選択した場所が正常にバックアップされると作成されます。ディレクトリ構造内のすべての
.dvs ファイルが正常にバックアップされた後、ボルトストアパーティションのルートフォルダにトリガファイルを配置する必要があります。トリガファイルは、
IgnoreArchiveBitTrigger.txt という名前の空のテキストファイルです。
IgnoreArchiveBitTrigger.txt をボルトストアに配置するときに使用するコマンドがファイルの最初の作成日を保持する場合、その日付より後にアーカイブされた DVS ファイルが処理 されなくなります。たとえば、XCOPY コマンドを使用すると、テンプレートファイルの最初の作成日が保持されます。シマンテックでは、IgnoreArchiveBitTrigger.txt の作成日に現在の日付が反映されるように、バックアップ手順を変更することを推奨します。以下の例に示すポストバックアップスクリプトを使用すると、新しい IgnoreArchiveBitTrigger.txt が作成されます。IgnoreArchiveBitTrigger.txt は、パーティションごとに作成する必要があります。
IgnoreArchiveBitTrigger.txt をボルトストアに配置するときに使用するコマンドがファイルの最初の作成日を保持する場合、その日付より後にアーカイブされた DVS ファイルが処理 されなくなります。たとえば、XCOPY コマンドを使用すると、テンプレートファイルの最初の作成日が保持されます。シマンテックでは、IgnoreArchiveBitTrigger.txt の作成日に現在の日付が反映されるように、バックアップ手順を変更することを推奨します。以下の例に示すポストバックアップスクリプトを使用すると、新しい IgnoreArchiveBitTrigger.txt が作成されます。IgnoreArchiveBitTrigger.txt は、パーティションごとに作成する必要があります。
例:
ECHO OFF> "E:\Enterprise Vault Stores\FSAArchiving Ptn2\ignorearchivebittrigger.txt"
ECHO OFF> "E:\Enterprise Vault Stores\MailArchiving Ptn1\ignorearchivebittrigger.txt"
3. ボルトストアファイルの場所のバックアップに使用するハードウェア / ソフトウェアソリューションによってファイルのバックアップが正常に完了し、トリガファイルが作成されたら、関連する Storage Service を再起動します。
4. 再起動すると、Storage Service はトリガファイルを検出します。元のアイテムを Exchange から削除し、アーカイブ保留中のアイテムをショートカットに変換するプロセスが開始されます。Storage Service は、このプロセスの最後に、トリガファイルの名前を
IgnoreArchiveBitTrigger.old に変更します。
Enterprise Vault 管理コンソールのオンラインヘルプで「ボルトストアのバックアップ」も参照してください。