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記事: 100035971
最終公開日: 2018-04-05
評価: 0 0
製品: NetBackup & Alta Data Protection
問題
NetBackup 6.5.6 で特定の Windows マウントポイントを FlashBackup でバックアップできずリストアに失敗する。
解決方法
導入:
NetBackup 6.5.6 で検出された問題により FlashBackup-Windows ポリシーでバックアップ指示句のパスが正しく処理されず、バックアップに失敗するか、バックアップに成功したようにみえても不適切なデータが含まれるためリカバリに失敗します。影響を受けるパスは、ドライブ文字ではなく特定のマウントポイントが指定されているパスです。たとえば、 \\.\E: のマウントポイントは影響を 受けませんが、 \\.\E:\mount のマウントポイントは影響を 受けます。この結果、エントリが正しく読み込まれず、どのようなパスを指定しても、ルート (ドライブ文字) のパスが使用されます。この問題の影響を受けたすべてのイメージは リカバリできず、リストアに使用できません。
影響を受ける対象:
ドライブ文字を使用していないバックアップ対象が含まれる場合 ( \\.\E:\example\folder\path など)、NetBackup 6.5.6 クライアントの Flashbackup-Windows ポリシーが影響を受けます。
これより前のバージョンの NetBackup は影響を 受けません。
NetBackup 7.0 は影響を 受けません。
FlashBackup for UNIX は影響を 受けません。
影響があるかどうかを調べる方法:
FlashBackup-Windows ポリシーのバックアップ対象のエントリに、ドライブ文字が使用されていないものがあるか調べます。
NetBackup ログにその他の現象が表示される場合があります。次のいずれかまたはすべてが発生する可能性があります。
アクティビティモニターに状態コード 42「ネットワークの読込みに失敗しました (network read failed)」が報告されてバックアップに失敗します。
クライアントの bpbkar ログに raw デバイスのロックのエラーと状態コード 13「ファイルの読込みに失敗しました (file read failed)」が表示されます。
上記の例では、目的のパスが E:\Drives\Drive2 であるにもかかわらず、 E: ドライブのロックが試行されています。この例ではドライブ全体をバックアップする目的はありませんが、この問題が原因でドライブ全体のバックアップが試行されます (ドライブ全体のパーミッションはマウントポイントと異なります) 。
何らかの理由でバックアップが 成功する場合 (マウントポイントとそのルートドライブとでパーミッションが競合しない場合など)、リストアするファイル / フォルダのパスに移動しようとするとリストアに 失敗します。
bpdbm ログには正しくないパスが検索されたことが表示されます。次の例では、 E:\mount のマウントポイントに移動する必要があるときにルートドライブ E:\ が検索されています。
回避策:
1. マウントポイントをドライブ文字で構成し、特定のマウントポイントの代わりにそのドライブ文字の場所にバックアップするようにポリシーを変更します。ルートのパーミッションでアクセスが許可されていることを確認します。.
2. FlashBackup-Windows ポリシーを使用してマウントポイントを保護しないようにします。代わりに、 MS-Windows-NT ポリシーを構成し、[クロスマウントポイントをサポートする (Cross mount points)]を有効にします。
3. この問題が発生しない NetBackup 7.0 にクライアントをアップグレードします。
修正の ETA:
この問題 (Etrack 2071154) の解決方法は、NetBackup の今後のリリース更新版に含まれる予定です。
この問題が発生しているとき上記のすべての回避策を実行できない場合は、シマンテックテクニカルサポートに連絡し、このドキュメント ID と Etrack 2071131 を伝えて、この問題の修正版を入手してください。この修正版により正常にバックアップを行ってこの問題の発生を回避できるようになりますが、リカバリに失敗したバックアップをリカバリ可能にすることはできません。
ベストプラクティス (最善の対応方法):
シマンテック社は以下のベストプラクティス (最善の対応方法) を強く推奨します。
1. 環境に何らかの変更を加える前後に必ず完全バックアップを行う。
2. 環境で動作するソフトウェアを常に最新のバージョン、最新の修正プログラムレベルに更新する。
3. 定期的にリストアの「テスト」を実行する。
NetBackup 6.5.6 で検出された問題により FlashBackup-Windows ポリシーでバックアップ指示句のパスが正しく処理されず、バックアップに失敗するか、バックアップに成功したようにみえても不適切なデータが含まれるためリカバリに失敗します。影響を受けるパスは、ドライブ文字ではなく特定のマウントポイントが指定されているパスです。たとえば、 \\.\E: のマウントポイントは影響を 受けませんが、 \\.\E:\mount のマウントポイントは影響を 受けます。この結果、エントリが正しく読み込まれず、どのようなパスを指定しても、ルート (ドライブ文字) のパスが使用されます。この問題の影響を受けたすべてのイメージは リカバリできず、リストアに使用できません。
影響を受ける対象:
ドライブ文字を使用していないバックアップ対象が含まれる場合 ( \\.\E:\example\folder\path など)、NetBackup 6.5.6 クライアントの Flashbackup-Windows ポリシーが影響を受けます。
これより前のバージョンの NetBackup は影響を 受けません。
NetBackup 7.0 は影響を 受けません。
FlashBackup for UNIX は影響を 受けません。
影響があるかどうかを調べる方法:
FlashBackup-Windows ポリシーのバックアップ対象のエントリに、ドライブ文字が使用されていないものがあるか調べます。
NetBackup ログにその他の現象が表示される場合があります。次のいずれかまたはすべてが発生する可能性があります。
アクティビティモニターに状態コード 42「ネットワークの読込みに失敗しました (network read failed)」が報告されてバックアップに失敗します。
クライアントの bpbkar ログに raw デバイスのロックのエラーと状態コード 13「ファイルの読込みに失敗しました (file read failed)」が表示されます。
11:48:31.817: [2228.5656] <2> tar_backup_tfi::setupFileDirectives: TAR - backup filename = BACKUP \\.\E:\Drives\Drive2\ USING \\?\GLOBALROOT\Device\HarddiskVolumeShadowCopy591\ OPTIONS:ALT_PATH_PREFIX=C:\Program Files\Veritas\NetBackup\temp\_vrts_frzn_img_6156,FITYPE=MIRROR,MNTPOINT=\\.\E:\Drives\Drive1\,FSTYPE=NTFS
11:50:40.836: [2228.5656] <2> tar_base::V_vTarMsgW: WRN - can't lock raw device for read: \\.\E: (E:) (WIN32 5: Access is denied. )
11:50:40.867: [2228.5656] <2> tar_base::V_vTarMsgW: INF - EXIT STATUS 13: file read failed
上記の例では、目的のパスが E:\Drives\Drive2 であるにもかかわらず、 E: ドライブのロックが試行されています。この例ではドライブ全体をバックアップする目的はありませんが、この問題が原因でドライブ全体のバックアップが試行されます (ドライブ全体のパーミッションはマウントポイントと異なります) 。
何らかの理由でバックアップが 成功する場合 (マウントポイントとそのルートドライブとでパーミッションが競合しない場合など)、リストアするファイル / フォルダのパスに移動しようとするとリストアに 失敗します。
bpdbm ログには正しくないパスが検索されたことが表示されます。次の例では、 E:\mount のマウントポイントに移動する必要があるときにルートドライブ E:\ が検索されています。
13:24:12.157 [6288] <2> image_path: ?
13:24:12.157 [6288] <2> image_dir_name: ?
13:24:12.157 [6288] <2> list_files: file list options = 0x80000402
13:24:12.157 [6288] <2> image_path: ?
13:24:12.157 [6288] <2> image_dir_name: ?
13:24:12.157 [6288] <2> index_dir: ?
13:24:12.157 [6288] <2> image_dir_name: ?
13:24:12.161 [6288] <2> strcmp_match_file_list: ?
13:24:12.161 [6288] <2> strcmp_match_file_list: pattern:/E/ level:1 path_independent:0 fl_option:0x80000402
13:24:12.163 [6288] <2> list_files: selected 2 total_selected 2
13:24:12.171 [6288] <2> process_request: request complete: exit status 0 ; query type: 79
13:25:56.472 [6378] <2> client_db: Q_CLIENT_GET
13:25:56.473 [6378] <2> process_request: request complete: exit status 0 ; query type: 223
回避策:
1. マウントポイントをドライブ文字で構成し、特定のマウントポイントの代わりにそのドライブ文字の場所にバックアップするようにポリシーを変更します。ルートのパーミッションでアクセスが許可されていることを確認します。.
2. FlashBackup-Windows ポリシーを使用してマウントポイントを保護しないようにします。代わりに、 MS-Windows-NT ポリシーを構成し、[クロスマウントポイントをサポートする (Cross mount points)]を有効にします。
3. この問題が発生しない NetBackup 7.0 にクライアントをアップグレードします。
修正の ETA:
この問題 (Etrack 2071154) の解決方法は、NetBackup の今後のリリース更新版に含まれる予定です。
この問題が発生しているとき上記のすべての回避策を実行できない場合は、シマンテックテクニカルサポートに連絡し、このドキュメント ID と Etrack 2071131 を伝えて、この問題の修正版を入手してください。この修正版により正常にバックアップを行ってこの問題の発生を回避できるようになりますが、リカバリに失敗したバックアップをリカバリ可能にすることはできません。
ベストプラクティス (最善の対応方法):
シマンテック社は以下のベストプラクティス (最善の対応方法) を強く推奨します。
1. 環境に何らかの変更を加える前後に必ず完全バックアップを行う。
2. 環境で動作するソフトウェアを常に最新のバージョン、最新の修正プログラムレベルに更新する。
3. 定期的にリストアの「テスト」を実行する。
参照
Etrack : 13
Etrack : 2071154
Etrack : 42