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Windows サーバーで NetBackup 7.0 にアップグレードしているときに「"\VERITAS\NetBackupDB\scripts\create_nbdbspaces.sql" at line 13 Permission denied: unable to create the dbspace file…
記事: 100035952
最終公開日: 2018-04-05
評価: 0 0
製品: NetBackup & Alta Data Protection
問題
Windows サーバーで NetBackup 7.0 にアップグレードしているときに「"<install_path>\VERITAS\NetBackupDB\scripts\create_nbdbspaces.sql" at line 13 Permission denied: unable to create the dbspace file "DBM_DATA"」というエラーが表示される場合、迅速な対応が必要になる。管理者は続行、停止、終了のいずれかを求められる。
エラーメッセージ
Error in file <install_path>\VERITAS\NetBackupDB\scripts\create_nbdbspaces.sql" at line 13 Permission denied: unable to create the dbspace file "DBM_DATA"
解決方法
導入:
特定の Windows サーバーで NetBackup 7.0 にアップグレードしているとき、次のようなポップアップ画面が表示されることがあります。
インストール中、この時点では NetBackup EMM データベースを作成して修正するために SQL スクリプトが呼び出されます。次のメッセージが表示されます。
続行、停止、終了のいずれかを選択するように求められますが、このメッセージは 重大なエラーが発生していることを意味します。 アップグレード中にこのメッセージが表示される場合、管理者は Veritas NetBackup テクニカルサポートにすぐに連絡し、対応方法を問い合わせる必要があります。
警告: インストール処理中にこの問題が修正されない場合、リカバリするには 7.0 をアンインストールし、前のバージョン (およびすべてのリリース更新版) を再インストールして、カタログをリカバリするという方法を実行するしかありません。
影響を受ける対象:
サポートされているすべての Windows プラットフォームで、次のバージョンの NetBackup がこの問題の影響を受けます。
特定の Windows サーバーで NetBackup 7.0 にアップグレードしているとき、次のようなポップアップ画面が表示されることがあります。
インストール中、この時点では NetBackup EMM データベースを作成して修正するために SQL スクリプトが呼び出されます。次のメッセージが表示されます。
"<install_path>\VERITAS\NetBackupDB\scripts\create_nbdbspaces.sql" at line 13 Permission denied: unable to create the dbspace file "DBM_DATA"
続行、停止、終了のいずれかを選択するように求められますが、このメッセージは 重大なエラーが発生していることを意味します。 アップグレード中にこのメッセージが表示される場合、管理者は Veritas NetBackup テクニカルサポートにすぐに連絡し、対応方法を問い合わせる必要があります。
警告: インストール処理中にこの問題が修正されない場合、リカバリするには 7.0 をアンインストールし、前のバージョン (およびすべてのリリース更新版) を再インストールして、カタログをリカバリするという方法を実行するしかありません。
影響を受ける対象:
サポートされているすべての Windows プラットフォームで、次のバージョンの NetBackup がこの問題の影響を受けます。
- 代替 (デフォルト以外の) ディレクトリにインストールされている NetBackup 6.5 以降のバージョン
システムに影響があるかどうかを調べる方法:
この問題は、構成ファイル server.conf、 databases.conf、 vxdbms.conf から読み込まれるパスに含まれる VERITAS と NetBackupDB の文字列の間にダブルバックスラッシュ (\\) がない場合に発生することがあります。次の操作を行うことで、管理者はアップグレードした 7.0 サーバーがこの問題の影響を受けているかどうかを確認できます。
1. 仮のディレクトリを作成します。
mkdir <anyname>
2. このディレクトリにデータベースをアンロードします。
<install_path>\VERITAS\NetBackup\bin\nbdb_unload -dbn NBDB <path\to\directory\created\in\previous\step>
3. アンロードが終了したら、出力パスに作成された reload.sql ファイルを確認します。 INPUT INTO "EMM_MAIN"."EMM_Image という文字列を含む行を見つけます。 これらの行が以下のように表示される場合、システムは影響を受けています。
この問題は、構成ファイル server.conf、 databases.conf、 vxdbms.conf から読み込まれるパスに含まれる VERITAS と NetBackupDB の文字列の間にダブルバックスラッシュ (\\) がない場合に発生することがあります。次の操作を行うことで、管理者はアップグレードした 7.0 サーバーがこの問題の影響を受けているかどうかを確認できます。
1. 仮のディレクトリを作成します。
mkdir <anyname>
2. このディレクトリにデータベースをアンロードします。
<install_path>\VERITAS\NetBackup\bin\nbdb_unload -dbn NBDB <path\to\directory\created\in\previous\step>
3. アンロードが終了したら、出力パスに作成された reload.sql ファイルを確認します。 INPUT INTO "EMM_MAIN"."EMM_Image という文字列を含む行を見つけます。 これらの行が以下のように表示される場合、システムは影響を受けています。
INPUT INTO "EMM_MAIN"."EMM_Image_EMM_DATA"
INPUT INTO "EMM_MAIN"."EMM_ImageCopy_EMM_DATA"
INPUT INTO "EMM_MAIN"."EMM_ImageFragment_EMM_DATA"
これらの行は通常、 reload.sql ファイルで次のように表示されます。
INPUT INTO "EMM_MAIN"."EMM_Image"
INPUT INTO "EMM_MAIN"."EMM_ImageCopy"
INPUT INTO "EMM_MAIN"."EMM_ImageFragment"
不適切なエントリが存在し、 かつ 7.0 へのアップグレード後にバックアップを実行している場合、リカバリ手順を完了してシステムを正常な状態にする必要があります。
ログファイル:
次のようなエラーが報告されます。
インストール追跡:
05-03-2010,14:53:50 : Calling create_nbdb.exe: "<install_path>\Veritas\\NetBackup\bin\create_nbdb.exe" -db_server NB_SERVER-NAME -db_home "<install_path>\Veritas\\NetBackupDB" -data "<install_path>VERITAS\\netbackupdb\data" -force
05-03-2010,14:54:25 : ERROR: NetBackup Database Creation Failed!
05-03-2010,14:54:25 : Review the log file in NetBackup\logs\nbdb for more information.
05-03-2010,14:54:25 : Action ended 14:54:25: InstallFinalize. Return value 3.
05-03-2010,14:54:25 : Action 14:54:25: Rollback. Rolling back action:
05-03-2010,14:54:25 : Creating NetBackup database...
nbdb ログ:
14:54:25.000 [2332.2328] <4> add_free_space_for_all: Adding free space for NBDB
14:54:25.546 [2332.2328] <4> add_free_space_for_all: Exiting. rc = 0
14:54:25.546 [2332.2328] <4> add_free_space_for_all: Entering.
14:54:25.546 [2332.2328] <4> add_free_space_for_all: Adding free space for BMRDB
14:54:25.562 [2332.2328] <16> initialize_odbc: DriverConnect failed -1
14:54:25.578 [2332.2328] <4> add_free_space_for_all: Exiting. rc = 25
14:54:25.578 [2332.2328] <16> rebuildDBifNecessary: Error adding free space to BMRDB
14:54:25.578 [2332.2328] <4> rebuildDBifNecessary: Exiting. rc = 25
14:54:25.578 [2332.2328] <4> print_status: Entering.
14:54:25.578 [2332.2328] <4> print_status: Database [NBDB] is not available on server [NB_SERVER-NAME].
14:54:25.578 [2332.2328] <4> print_status: Exiting.
14:54:25.578 [2332.2328] <4> upgradedb: Exiting with rc = 25
14:54:25.578 [2332.2328] <4> create_nbdb: Exiting with rc = 25
アップグレードを停止して Veritas NetBackup テクニカルサポートに連絡しない場合、さまざまなエラーが発生します。
1. クリーンアップ中にメディアを期限切れにすると、ジョブの詳細とアクティビティモニターに状態コード 220 が報告されて失敗します。また、次のようなメッセージが admin ログに報告されます。
08:22:35.652 [4572.4244] <16> change_expiration_date: unable to change expiration date for media ID A00000
08:22:35.652 [4572.4244] <16> check_for_empty_media: Could not deassign media-id A00000, host nbuhost: database system error (220)
08:22:35.684 [4572.4244] <16> change_expiration_date: (-) Translating EMM_ERROR_SQLBaseTableOrViewNotFound(2007081) to 220 in the NetBackup context
08:22:35.684 [4572.4244] <16> change_expiration_date: emmlib_MediaDBOp() failed: 220
2. nbdelete を使用して手動でメディアを削除すると、以下が返ります。
Cannot delete assigned media
3. メディアを別のプールに移動したり
bpexpdate
を実行したりすると、以下が返ります。
database error
EMM データベースが破損している状態で以降のバックアップを実行すると、Veritas NetBackup テクニカルサポートで問題を修正できなくなります。
正式な解決方法:
この問題は NetBackup の次回のリリースで対応する予定です。
回避策:
この問題の発生を回避するには、アップグレードを行う前に次の手順を完了します。
1. データベースの検証を実行します。
<install_path>\VERITAS\NetBackup\bin\nbdb_admin -validate NBDB -full
2. NetBackup 6.5.6 リリース更新版を適用します。これは予防策です。データベースはアップグレード中に読み込まれて 6.5.6 フォーマットに変換されます。エラーが発生しないか監視します。
3. 処理を続行する前にカタログバックアップを実行します。
7.0 を適用する前に:
4. NetBackup を停止します。
<install_path>\VERITAS\NetBackup\bin\bpdown
5.
<install_path>\VERITAS\NetBackupDB
の中身を別の場所にコピーします。
6. 次の 3 つのファイルを別の場所にコピーします。
<install_path>\VERITAS\NetBackupDB\data\vxdbms.conf
<install_path>\VERITAS\NetBackupDB\conf\server.conf
<install_path>\VERITAS\NetBackupDB\conf\databases.conf
7. 上記の 3 つの .conf ファイルに構成されているパスを確認します。 VERITAS と NetBackupDB の文字列の間にシングルバックスラッシュ (\) が含まれているバスが存在する場合は、ダブルバックスラッシュ (\\) に編集します。
たとえば、インストールパスが E:\VERITAS\NetBackupDB になっている場合は、次のように編集します。
編集前:
E:\VERITAS\NetBackupDB\data
編集後:
E:\VERITAS\\NetBackupDB\data
8. アップグレードを実行できます。
エラーが発生していないか確認してください。 上記のエラーが表示される場合は 続行しないでください。Veritas NetBackup テクニカルサポートに すぐに連絡し、このドキュメント ID と Etrack 2054818 を伝えてください。カスタムのバイナリをインストールしてデータベース表を手動で作成する必要がある場合があります。
9. インストールログを調べてアップグレード中に問題が発生していないことを確認します。確認するログファイルには、以下が含まれます。
%ALLUSERSPROFILE%\veritas\NetBackup\Install*
- アップグレードを試行した日付 / 時刻を持つすべてのファイル<install_path>\VERITAS\NetBackupDB\log\server.log
<install_path>\VERITAS\NetBackup\logs\nbdb\*.LOG
- アップグレードを実行した日付を持つ nbdb ログ
リカバリ手順:
EMM データベースが破損している状態で NetBackup 7.0 を使用してバックアップをサーバーに書き込んだ場合は、次の手順を実行してデータベースを正常な状態に戻す必要があります。
1. 7.0 をアンインストールする前に bpmedialist を実行し、NetBackup 7.0 の使用中に書き込まれたすべてのメディアを一覧表示します。
2. NetBackup 7.0 をアンインストールして再ブートします。
3. NetBackup 6.5 を再インストールし、最後のカタログバックアップの実行時にインストールされていたすべてのリリース更新版を適用します。
4. カタログのリカバリを実行します。
5. bpmedia -freeze を使用して、NetBackup 7.0 をインストールしていた間に書き込まれたメディアを凍結します。
注意: 残りのコマンドはすべて <install_path>\VERITAS\NetBackup\bin にあります。
6. データベースの検証を実行します。
エラーが報告される場合は、次の操作を行います。
EMM データベースが破損している状態で NetBackup 7.0 を使用してバックアップをサーバーに書き込んだ場合は、次の手順を実行してデータベースを正常な状態に戻す必要があります。
1. 7.0 をアンインストールする前に bpmedialist を実行し、NetBackup 7.0 の使用中に書き込まれたすべてのメディアを一覧表示します。
<install_path>\VERITAS\NetBackup\bin\admincmd\bpmedialist -mlist -U
2. NetBackup 7.0 をアンインストールして再ブートします。
3. NetBackup 6.5 を再インストールし、最後のカタログバックアップの実行時にインストールされていたすべてのリリース更新版を適用します。
4. カタログのリカバリを実行します。
5. bpmedia -freeze を使用して、NetBackup 7.0 をインストールしていた間に書き込まれたメディアを凍結します。
<install_path>\VERITAS\NetBackup\bin\admincmd\bpmedia -freeze -m <media_id> -h <hostname>
注意: 残りのコマンドはすべて <install_path>\VERITAS\NetBackup\bin にあります。
6. データベースの検証を実行します。
nbdb_admin -validate NBDB -full
エラーが報告される場合は、次の操作を行います。
a. NetBackup を停止します。
bpdown
b. ASA データベースと
nbemm を起動します。
bpup -e ASANYs_VERITAS_NB
nbemm &
c. データベースを再構築します。
nbdb_unload -dbn NBDB -rebuild
エラーが続く場合は、Veritas NetBackup テクニカルサポートに連絡し、対応方法を問い合わせてください。
7. NetBackup を停止して再起動します。
bpdown
bpup
8. バックアップ、期限切れ、移動などを実行してリカバリしたカタログをテストし、カタログバックアップを実行します。
9. 手順 5 で凍結したメディアをインポートします。
ベストプラクティス (最善の対応方法):
シマンテック社は以下のベストプラクティス (最善の対応方法) を強く推奨します。
1. 環境に何らかの変更を加える前後に必ず完全バックアップを行う。
2. 環境で動作するソフトウェアを常に最新のバージョン、最新の修正プログラムレベルに更新する。
3. 定期的にリストアの「テスト」を実行する。
参照
Etrack : 2054818
Etrack : 1992333
Etrack : 2065552
Etrack : 2054885